ジャニオタが勉強してみた

生粋のジャニヲタが、人生のお勉強をするブログ

実験報告書

1.目的(何のためにやったのか)
フリーハグズは体験者にどのような影響を与えるのかを実体験にて検証するため。

2.原理(どのような原理に基づく実験だったのか)
フリーハグズとは街頭で見知らぬ人とハグをし、愛・平和・ぬくもりなどを生み出す活動。
ハグをすると脳内で「ドーパミン」と「オキシトシン」が分泌され、30秒ハグすれば1日のストレスの33%が解消される。

3.実験方法(どのような作業をどのように行ったのか)
日時:8月某日13:45~14:15 30分間
天候:晴れ 37度
場所:難波戎橋
服装:長袖と膝丈スカート、マスク着用
ボード:A3用紙に8色で「FREEHUG FREE握手」と記入。エイトのくちびるくんイラストアリ

実験手順
①立つ場所を決める
②ボードを出す
③通り過ぎる人と目を合わせる
④声をかける

①立つ場所を決める
戎橋のグリコ側は日陰、ドンキ側はギラギラ太陽が照り付けるひなた。
グリコ側に立つ方が確実に楽だが、看板の写真を撮る人の邪魔になりそうなため、敢えて炎天下のドンキ側に立つ。

②ボードを出す
この一歩を踏み出すのが、かなり勇気がいる。
普段、USJでも鳥貴族でも一人で行ける私ですらボードを出すのに3分かかった。
場合によってはアルコールの摂取も役立つと思われる。

③通り過ぎる人と目を合わせる
ボードを出すと、次はそれを見た沢山の人から好奇の目にさらされる。
『私はいったい一人で何をやってるんだろう、確実にヤバいやつやん』という葛藤と戦いながら立たなければならない。
不安な中で押しつぶされそうになっているときに、1組目のギャル2人組が声をかけてきてくれたことにより緊張は無くなった。
その後は人間観察と割り切って目を合わせられるようになる。

④声をかける
反対側でユーチューバ―がカメラマンと共にフリーハグをし始めていることに気づく。
ユーチューバ―の言動を観察すると、目立つグリコの前でユーチューブのTシャツを着て、カメラマンと話しながら道行く人に声をかけている。
客観的に自分の姿を見た時に、37度の中、直に触れないよう長袖着用し、身バレ防止にマスクで顔を隠し、無言で一人で地蔵立ちしているのはやばいやつ以外の何物でもないため、せめて声くらいは出して怪しさを誤魔化そうと企む。
ただ、声を出すのもかなり勇気がいった。最初は小声から慣らして、少しずつ大きくしていく。

4.実験結果(どのような結果が得られたのか)
好奇心から視線をボードに向ける人は全体の2、3割程度。

ハグした人数:合計5名
(内訳 20代ギャル2人組、老齢夫婦のご主人、筋肉隆々の30代男性、20代外国人2人組の男性1人)
握手した人数:合計4名
(内訳 ハグもした老齢夫婦のご主人、20代の男性、中高生2人組)


5.考察(そこからあなたは何を考えたのか)
30秒もハグしないため、ストレスの33%減は感じることは出来なかったが、「愛・平和・ぬくもり」はなんとなく感じた。
「暑い中頑張ってください」「私も一緒にやるー」と言ってくれた人もいて、見ず知らずの人と繋がる感覚を得ることができた。

ただ、私が『自分の勝手な興味でフリーハグをしている』という思いがあったため、本来の意味である「あなたは大切な人だとハグで伝える」ということは相手に全く提示できていなかった。
そればかりか『私の興味に付き合ってくれてすみません』という申し訳ない気持ちすら沸き起こった。
「ハグで気持ちを伝える」のを主眼として実験していれば、感じ方も変わってきたと思われる。

この実験報告を見て、もし「たくさんの人とハグする」というのを目標にするのであれば、以下のポイントが重要。
・怪しまれないよう1人ではなく誰かと立つ
・薄着の夏場はやめて厚着の冬場にやる
・表情がわかるようにマスクはつけない
・目が合った人には手を振ったり話しかけたりする
・地蔵にならずうろうろしたり動きをつける
・近くでイベントやコンサートがあればそのファンが食いつくようなものを仕込んでおく

※乃木坂が長居スタジアムでやってたので乃木坂ファンをめっちゃ見かけた。松竹座ではJr.が舞台をやってるので、公演前後にうちわを持てって立てばファンが声かけてくれる確立アップすると思われる。

 


あとがき
なんかごちゃごちゃ書いたけど、私は仮に道端でフリーハグのボードを見つけても、好奇の目を向けるだけで絶対ハグしに行けへんと思うのね。
やのに30分間で8人の人が来てくれて、彼ら彼女らの「ハグor握手してあげよ」って動く力がすごいな、と尊敬した。
あと、キャッチセールスやナンパ師って、こんな状況で声をかけて自分の話に引き込んでいくのか、と思うと『コミュ力たかっ!』ってなった(笑)

平成最後の夏に、気になってたこと一つクリア♪