ジャニオタが勉強してみた

生粋のジャニヲタが、人生のお勉強をするブログ

集中内観2日目

12/19(火)2日目 誕生日
AM6時
鐘の音と笛と弦楽器の音で起きる。
そっこーヒーターつけるけど、寒くて布団から出れない。
掃除もせなあかんしな、と思ってもぞもぞと布団からようやく抜け出してから、思いがけない事実に気づく。
『布団を上げ下ろしせなあかんやーーん!!』
普段ベッド生活に慣れすぎてて、布団を畳まなければいけないことを忘れていた。
とりあえず一番上の毛布に手をかけた瞬間……重すぎる。
なに、これ。
寝起きで布団畳んでクローゼットになおすことがどれだけ重労働か!!
起きて肉体労働とかムリなんですけどぉぉぉぉぉぉ(TxT)
これがあと布団・毛布・敷き毛布・敷き布団・敷き布団と5回続くかと思うと、朝から地獄かと思った。
しかし、布団を敷きっぱなしにはできないうえ、6時半までに掃除まで終わらせないといけない。
死にそうになりながら必死に布団片づけて、掃除してないことがバレたらまずいから、なんとかコロコロだけかけたよねー。

わざとコロコロの片づける位置をずらしたりして、無駄に掃除したアピールしてみた(笑)


AM6時半
奥さんがやってきて部屋の外でポットの麦茶を回収&洗面所のタオルを変えてくれる。
座布団2枚の上に電気毛布とブランケットをかけて屏風で囲った中に座る。
電気毛布が温かすぎて、ふわふわブランケットが最高過ぎて、布団の上げ下ろしという肉体労働で疲れた冷えた体をくっつけてるうちに、いつの間にかごろんと横になっちゃった(笑)
結局、朝ご飯が来るまでごろごろしてた。

 

AM7時
朝食。
豆腐と菜っ葉の甘い煮つけ・納豆・白菜の味噌汁。
食べながら『これを7時にあったかい状態で出すってことは、奥さんは何時に起きてるんやろ』って思ったら、感謝の気持ちが胸いっぱいに広がってめっちゃ手を合わせて味わっていただきました。
テープは中学受験した人の話で、キリスト教の讃美歌を歌っていた。私も中高大とキリスト教の学校に通ってたら久々に讃美歌聞いて、学生時代の思い出を思い出して泣いてしまった。
寂し過ぎてすぐ泣くから(笑)

 

AM7時半
外を眺めると朝日がめっちゃ綺麗。
木々の隙間から朝日が差し込んでめっちゃ綺麗やねん!
それと同時に『昨日はこの朝日を熱海のホテルで見たなぁ』なんて思い出して、一人で過ごす誕生日にまた切なくなってくる。


AM8時50分
面接。母に対して小1~小3の自分について。
母に対しての自分の行いについては、29歳で母が亡くなった時から今まで幾度となく考えて考えて考えてきたことなので、エピソードはすぐに出てくるし、新たな気づきみたいなのは少ない。


AM10時20分
面接。母に対して小4~小6。
先ほどの面接と同様。
内観に来る前から頭にあったことを話す。特に気づきはなし。
電気毛布があったかくて横になるとうとうとしてしまうので、座りなおして考えるようにする。


AM11時50分
面接。母に対して中1~中3。
ここら辺から、少しずつ『…あっ』って気づくことがちょこちょこ出てくる。
とあることで、めっちゃ母に悲しい顔をさせてしまったことをふっと思い出して、その時の母の気持ちを考えたら胸がえぐられる気持ちになって、苦しくて辛くて悲しくてめっちゃ泣きながら話した。
あと「して返したこと」を考えるときに、成績が良かったことや賞を貰ったこととか、そんなんしか出てこぉへんねん。
母のために優しさ思いやりからして返したことが全然浮かばないんよ。
母からめちゃめちゃめちゃめちゃ愛情をかけていっぱいいろんなことをしてもらってきたのに、それに対して何もして返せてないの!
なんて私は、思いやりにかける人間なんだろうと思い知りました。


AM12時
昼食。
ごろごろジャガイモや野菜たっぷりクリームシチュー・ハムとチーズのホットサンド・完熟ゴールデンキウイ・紅茶
朝ごはんがしっかりだったので、正直お腹は空いてなかったけど、食べてみるとクリームシチューにはアサリがはいってたりパセリと人参で色鮮やかやし、ホットサンドはチーズがアツアツとろとろでおいしかったので全部食べる。


PM2時
面接。母に対して高1~高3。
所長ではなく奥さんが来る。御飯の配膳や身の回りのお世話をしてくれているので話しやすい。
この頃から面接のときに、相手の反応まで気に配れるようになってきて、今話した内容は本質をついているのか的外れなのかがなんとなくわかるようになってきた。
そこでやっぱり私が考えている「していただいたこと」はうわべだけで軽い内容だと気づく。

昼食後、頭痛がしてきたのでバファリンを飲み、空気を入れ替えるために窓を全開にして、ヒーターを止めて屏風の中に座っていると、静かなので遠くの学校のチャイムの音、腕時計の針の音、胃腸が消化する音、脈の音、なんかが聞こえてくる。
そして人って生きてるんだな、なんてぼんやりと思う。


PM4時10分
面接。母に対して大1~大4。
出来事を伝えるだけでなく、相手がその時どんな気持ちだったのか、段々と深い部分について話せるようになってくる。


PM4時45分
お風呂。
一日中内観をしているので、お風呂の時が一番幸せな時間だということに気づく。
正直、早くお風呂の札を渡されないかうずうずしながら内観してた(笑)


PM5時55分
面接。母に対して22歳~25歳。
社会人になって自分で稼げるようになったから、家族のために毎週金曜日ケーキを買ってきててんけど、そのときに、1/4を父に、1/4を母に、2/4を私が食べてのね。
そのことに対して、いつも母は「1/3にすべきでしょ」って私に注意してするけど、私はなぜ注意されているのかが全く理解できなくて「私が買ってきてんから半分食べる権利がある!そんなにケーキが食べたいなんて強欲な母だ」って思っててんけど、その注意の本当の意味を、初めてこの時に理解しました。
そして私はなんて自分勝手で思いやりのない自己中心的な人間なんだろうとめっちゃ反省した。
あと社会人になってもずーっと母のやさしさに甘えてわがまま放題だったのを改めて痛感。


PM6時
夕食。
ゴマドレがかかったレタス・鶏もも肉の甘いステーキ・トマト・マヨネーズ味のスパゲッティ・あげと菜っ葉の味噌汁。
お昼御飯がまだ胃の中に残っていて、頭も痛いし、段々と母に対する内観が深まってきて自分のダメさ加減に吐き気がしてくるのであまり食欲はないけど、せっかく作ってもらっているし、食事を残せない性格なのでなんとか完食する。
テープは不安神経症の女性。母に対して恨みを持っていたのが最後は産んで育ててくれたことに号泣しながら感謝していた。その女性の母親がこんな親いるの?ってくらいひどい母親で、そんな母親でさえもたくさんの愛情をかけて子供を育てていることに最後は気づくっていう話やった。なかなか衝撃的な内容やった。

段々と、誰とも話せない生活にメンタルを削られてきたので、流れてくるテープに一人で「えっ?マジで?おかん、ヤバイな」と声を出して相槌を返したり「おかん、もっと子供のこと考えてあげなよー!」ってヤジを飛ばしてなんとか気分を紛らわせるも、具合の悪さは紛らわせず。


PM8時45分
面接。母に対して26歳~27歳。
晩御飯が全然消化されなくて、具合の悪さを誤魔化しながらなんとか報告する。
なのであまり内観出来ず。


PM9時
就寝。
胃がむかむかしてだんだんと気持ち悪くなってくる。元々ストレスがたまったらすぐに気持ち悪くなるタイプなので、通勤カバンの中には吐き気止めを入れてるんやけど、今回は持ってこなかったことをめっちゃ悔やむ。
とりあえずポットのところに、ご飯を半分にしてもらうようメモを残す。
布団に入って横になった途端、「パシ!パシ!」とラップ音が聞こえて、『幽霊?!』って思ったら、加湿のために干してた濡れタオルから水が滴ってるだけやった。
ビビらせやがってぇぇぇぇ。


PM10時
今日も外に月を探しに行く。
明るい間に、外に散歩に出て建物の裏のほうへの行き方を調べておいたので、そっちのほうへ行こうとするも、夜だと真っ暗すぎて足元が全然見えず落ち葉でふらふらするしそっちまでほとんど行けず。
具合も悪いしあきらめてまた星を見て部屋に戻る。
ヒーターにアラーム機能がついていることに気づき、朝5時半に設定してみる。
歌を歌う元気もなく、いろんなことが頭をよぎって眠れないので、持参してきた抗不安薬睡眠導入剤を飲んで眠る。

 

こんなに誰とも話さず、誰にも祝われず、一人で過ごす寂しい誕生日は生まれて初めてでした…

 

次回「体調不良。開始3日目にしてHP0で即ダウン」

お楽しみに☆