ジャニオタが勉強してみた

生粋のジャニヲタが、人生のお勉強をするブログ

資生堂のメイクレッスンへ行ってきた

資生堂さんのメイクアップレッスンへ行ってきました。

https://thestore.shiseido.co.jp/personal/

これ、めちゃくちゃ予約取りにくいコースなの。
幸い、関東遠征する1か月前の平日に有休を取っていたので、予約できました。
ただ、ゴールデンバランス&パーソナルカラーのコースはいっぱいで取れず。
2017年6月に新設されたイメージメイクアップレッスンのコースを受けました。


銀座の街へ行くのはほぼ初めて。
銀座の街並みを歩きながら『この光景紅白で見た!!椎名林檎が歌ってた!!GINZA SIXのやつ!!』って景色がどんどん目の前に現れてテンションが上がる。
資生堂ザ・ギンザ」のビルも圧巻で、お上りさんみたいに写真を撮ってみる(笑)

f:id:mkrnaikan:20181223194708j:plain


メイクレッスンの場所は裏にある専用エレベーターで登らないといけないらしい。
なので、ドキドキしながら人気のない奥のエレベータで4階まで登る。
エレベーターの扉が開くと、明るくて白っぽいオシャレな世界が。
でも、カウンターに2、3名のスタッフさんがいるのに、目が合っても無視だし何も話しかけてこないから、自分から「17時半から予約している○○なんですが…」と伝える。
そしたら急に態度が変わって、奥にある受付へ進むよう言われた。
…うーん、もやもやする。

奥にある受付で名前を名乗ると、今度はちゃんとした丁寧な接客で少し安心する。
トイレに行くかどうかを尋ねられたので、もちろんどんなトイレか気になるから貴重品だけ抜いてキャリー等を預けて行ってみる。

白を基調とした生活感あふれるトイレ。
手を洗う時に水を飛び散らせたら怒られるんじゃないか怖くなって、恐る恐る手を洗う、ビビり。

トイレから出ると、大人なお姉さま(推定40代~)が扉の前で待っていて、個室に案内される。
個室は2畳ほどで、真っ白な壁にすっごい明るいライト。
テーブルには化粧道具とボルビックの水。
そして大きな鏡の前に小型カメラっぽい機材。
個室に入ると既にキャリー等はクローゼット(ロッカーではない!)に仕舞われてて、荷物に間違いないか確認される。
※公式サイト参照

お姉さまは本日担当してくださるメンターさんらしい。
もっと若い人(20代後半~30代前半)をイメージしていたのでちょっとびっくりする。

以下はメイクアップレッスンの流れです。

1.カウンセリングシートの記入
シートを渡されて、普段使っているメイク道具やメイク時間やなりたいイメージや学びたいことを書き込む。
「普段使っているメイク道具」
(BASE)
・全体下地
・毛穴下地
・パウダーファンデーション
・コンシーラー
・ハイライト
・ノーズシャドー
・フェイスシャドー
・リキッドチーク
・パウダーチーク
・フェイスパウダー

(EYE)
・ビューラー
・リキッドアイライン
・ペンシルアイライン
・パウダーシャドー
・マスカラ
・つけまつげ
・眉マスカラ
・眉ペンシル
・眉パウダー

(LIP)
・色付きリップ
※口元の手抜き感…

メイク時間は合計45分

「知りたい事」
・歳相応のメイクを知りたい
・少し若く見られるメイクを知りたい
・色っぽいメイクを知りたい
・毛穴が目立たないファンデーションの塗り方

カウンセリングシートを見たメンターさんに
「みなさんメイク時間が5分とか10分の方が多いのに、45分はかなり上級者ですね。こんなにたくさんの化粧品を使ってくださって」と言われた。
45分はコンサート仕様です(笑)

カウンセリングでは
「若い頃にしていたメイクのまま過ごしてきたのでもうすぐ40代やし年齢に似合うメイクを学びたい」
「でもやっぱり若く見られたい。でもでも結構歳いってるのに妙に若いメイクとか違和感を感じるので、違和感がない範囲で」
「普段”可愛い系”を目指してるんですが、年齢も年齢なのでちょっと色っぽいメイクも勉強したい」
「加齢に伴い毛穴が気になるので、ツルンとした綺麗な肌に見せるファンデーションの塗り方を知りたい」
と、しこたま要望のオンパレードをぶちまけました(笑)


2.サイエンスチェック
メイクしている状態で写真を撮る。
机の上にある小型カメラでパシャリ。
あとで比較する用に使うとのこと。

写真を撮った後はメイクを落とす作業。
つけまつげを外して、メイク落として、化粧水を塗っていくんだけど、この化粧水が…

『こ、これはなんだぁぁぁぁぁ!!こんな体験初めて(TOT)』

っていう肌感覚なの。
触れた瞬間、声を出してしまって、思わず「なにこれ!!すごい!!うそ、こんな感覚味わったことない!!なんですか、これ?柔らかなスポンジに撫でられてるみたい。え?コットンがいいんですか?それとも化粧水がいいんですか?!」って前かがみで聞いたから!!

お姉さんのお話では化粧水がいいとのことでした。
調べたら化粧水は200mlで19440円。
コットンは60枚432円でした。
…どうりで。

この体験は世の女性全員に体験してほしい!
それほど衝撃的でした。

お姉さんからは「みくらさんは反応がいいのでこちらもうれしいです。感じたことをきちんと言葉で表現してくださるから頭がいい方なんでしょうね」と言われリップサービスにしてもテンション上がる。

化粧水の後に乳液をして、そのあとに収れん化粧水をする。
ちなみに乳液は150g21600円、収れん化粧水は200mlで16200円です。

私がカウンセリングシートで頬の毛穴が気になるからと言ったから収れん化粧水を使ってもらった。
この順番について尋ねたところ、資生堂さんは化粧水→乳液→収れん化粧水をオススメしているとのこと。
パッティングされながら頬の毛穴の話をしていただく。

すっぴんになって再度カメラで撮影。
あまりにも不細工で申し訳ない気持ちになる。

その写真を基に、自分の顔の系統がどのタイプかを診断する。
ゴールデンバランスコースだと、美人と呼ばれる黄金バランスからどれだけ離れているかを数値化するけど、私が受けたプランはそういうのはナシ。
あくまで自分が求めるイメージに近づけるためにはどうしたらいいかを提案してくれる。
『こういう顔になりたい!』ってイメージがあるのなら、こっちのプランでいいかも。

顔だち分析結果では、顔が長いOR短い×パーツが直線OR曲線で4つの項目に分かれて、私は顔が長い×パーツが直線=クールシャープでした。
…可愛い系と真逆。

髪型の話になって、私は普段絶対前髪を作ってるっていう話をすると「顔が縦に長いからおでこは出さないで正解。前髪は作る方が顔の長さが強調されない」と言われました。
無意識でやってたのが短所隠しになってたのね。

顔だち分析をしたあとは、顔の長さやパーツの位置などを変えた6タイプ?の画像を端末で見せてもらって、自分の顔の系統はどのタイプかを確認しました。
私は面長なタイプでした。
…うん、知ってる。


次は肌色分析結果。
明度が明るめOR濃いめ×色相が赤みOR黄みの4つの項目に分かれてて、私は頬も首もかなり明るめ×黄みでした。

肌色の話をしながらメンターさんに「パーソナルカラー診断もつけたかったんですけど、人気で取れなかったんです。イエベのスプリングだと思うんですけど…」というと、簡易のカラー診断もしていただきました。

瞳の色や地肌の色、血管の色や掌の色等を確認してもらったところ、基本的にスプリングだけど、指の腹や頬に赤みがあるので一部サマーではないか、とのことでした。
「私も濃い色が似合わないので、洋服は薄い色や明るい色を着ています」と話すると「そうですね。その方がお似合いだと思います。ご自分でも似合う色がわかってらっしゃるんですね。本日も白をお召しになられてますし」と褒められてまた調子に乗らせてもらう(笑)

まぁ、薄い色を好んで着るってのは、以前通ってた所作の先生に「あなたは絶対白を含んだ色が似合います!黒や濃い色ではなく白っぽい洋服を着てください」ってアドバイス受けたからなんだけどな。

カラー診断は含まれてないのに色々とみてもらったから、急に時間が押してるんじゃないか不安になってお姉さんに「スムーズに進行してますか?時間がおしているようなら気にせず次に行ってもらって構いませんので」と伝えると「みくらさんはてきぱき対応してくださるのでスムーズに進んでますよ」と言われた、よかった。


f:id:mkrnaikan:20181223192810j:plain



3.なりたいイメージの確認
8種類の顔のイメージを見せられて、なりたいイメージはどれか聞かれる。
モデルは全部同じ人でメイクだけ違うけど、かなり違って別人に見えた。
そのうち2つがめっちゃ好きな系統だったので、見た瞬間「これとこれ!!」と伝える。

どうやら綺麗系と可愛い系があって、私が指したのは可愛い系3姉妹の次女と三女の設定メイクらしい。

なぜ次女と三女を選んだのか理由を聞かれ
・可愛い
・明るい
・キラキラ
・ふわふわ
みたいな感想を述べる。
(頭悪そうw)

8種類のうち、可愛い系次女と三女の特徴は、リップが明るい色なんだって。
んで、次女と三女の違いはアイメイク濃い(次女)か薄いか(三女)の違いらしい。
なので「次女と三女のどちらを選ぶかと言われたら、私は絶対次女です!」と答える。
次女は「小悪魔系モテ女」で三女は「妹系ナチュラルガール」とのこと。
※実際は単語が異なるかもですが、言葉のニュアンスはそんな感じでした。

聞きながら『あー、好き系だわ』と納得した(笑)

後から知ったけど、次女のテーマは「キュートかわいい」、三女のテーマは「はかなげピュア」らしいよ。
他には、大人かわいい(長女)、カジュアルヘルシー、モードクラシック、知的ワーキング、華やかゴージャス、やさしい女らしいがあった。


4.メイクアップレッスン
顔の分析となりたいイメージが決まったところで、メンターさんからメイクの提案をしてもらう。
メンターさんの結果は
「目は二重で大きくはっきりしているのでアイメイクは重視しないでも大丈夫。それより可愛く見せたいのなら、顔の長さを短く見せる必要がある。そのためにはチークとリップが重要だと思います」とのこと。

2000年代にメイクを必死にやってた世代なので、アイメイク命の世代なのですよ。
だからチークやリップにこだわったこともなくて。
目から鱗のアドバイスでした。

メンターさんの提案に従う形で、いざメイクが開始。
その時点で30分経過。


「BASE」
カウンセリングで、普段パウダーやけどリキッドを使ってもOKと話をしていたけど、この肌状態であればリキッドではなくパウダーで十分カバーできるということでパウダーファンでを選択。
下地は両頬に10円玉サイズ、額に1円玉サイズをのせて、外側に向けて塗っていく。
残った部分で鼻筋と唇下に乗せて広げていく。

ファンデーションは資生堂さんのファンデーションブラシでつけてもらいました。
私も普段ファンデーションブラシ派なんだけど、自分が普段取る量より大幅に少なくてこんな量でカバーできるか心配だったけど、保湿をしっかりしているので十分毛穴が目立たない綺麗な肌に仕上がったよ。
何度も「こんな量でいけるんですか?私普段もっと塗ってます」って言うたび「沢山使って下さる方がありがたいんですけどね(笑)これだけで十分ですよ」って返された。


「EYEBROW」
眉パーツは眉マスカラで整える程度で終わりました。
私、眉の形はよく褒められるのね。
後から見返したらシートにも「眉の形キレイです」って書かれてた(笑)


「CHEEK」
驚きのテクニックを教えてもらった。
まずブラウン系とピンク系の2つのチークを使うの。
ブラウン系は『え?これシャドーじゃなくてチーク?』っていう色。
それを頬から横に伸ばしていく。
で、ここからがポイント!
頬の真ん中部分から小鼻に向けて斜めに入れるのです。
そしたら筋肉が盛り上がって見えて立体感が出るし、顔が短く見える!!
チーク入れても顔が長いからのっぺり顔に見えるのが嫌だったんだけど、このテクはめちゃくちゃ有効で感動しました。
そのあと、ピンク系のチークを頬の高い部分に丸くのせて完成。


「LIPS」
私、普段リップはほぼ塗らない。
なぜなら食べたら落ちるしべたべたするから(笑)
でも顔の長さを短く見せるにはリップラインを大きく引くことで短く見せるテクニックが必要らしい。
上唇は元々のラインより2mmオーバーラインで引くよう言われました。
あと、口角の塗り方がわからなかったのも教えて貰えてよかったです。
口角の中までリップラインで塗っていくのな。
やったことがない感覚でした。
でもそれをすることで、しっかりとした口元が出来上がって、だらしなくならないんだろうなと思った。


「EYES」
私は左右の二重幅が違います。
なのでメイクするときはアイプチで修正してるんだけど、メイクで修正する方法を教えてもらいました。

つけまつげはつけずにマスカラ下地とマスカラで仕上げることに。
ビューラーで睫毛をあげてたら「右手と左手の両方を使えるんですね。珍しいですよ。器用ですね」と言われた。
普段、左目は左手でビューラー使うのが当たり前やったので、少数派なのを知ってびっくりした。

マスカラ下地は結構鮮やかな藍色に近い青。
白い下地しか見たことなかったのでびっくりした。
目元に塗ったら、意外と馴染んで違和感はなくて一安心。
そのあと、黒いマスカラを塗ったら、思った以上に長さもボリュームもしっかりある大満足の睫毛が完成してました。
普段つけまつげ命だったけど、自睫毛でここまでの睫毛が出来上がるなら、自睫毛で十分だなと思った。
ただ、毎日このメイクすると睫毛が抜けるのが怖いから、育毛剤必須だと思った。


f:id:mkrnaikan:20181223193214j:plain



全てのメイクが完了したあとは再び写真撮影。
最初に訪問したときのメイクと終了後のメイクの写真を並べて見たら、明らかにメイクレッスン後のメイクの方が華やかで明るくてパーツもはっきりしてるし、立体感もあるし、顔の長さが短く見えた(笑)
そのあと、友達の家にお泊りしにいったんだけど、評判よかったです。


メイクレッスンが終了した後は、現実世界のお会計タイム。
さっきの受付の人がやってきてお会計を行う。

 

 

 <<16200円!!Σq|゚Д゚|p ワオォ>>

 

現実世界に呼び戻されながら、顔診断シート、メイクシート、使用した化粧品のカタログ、化粧水のサンプル、SHISEDOの会員カードとカレンダーをもらい終了。
個室からエレベーターに向かう途中も「みくらさんは明るくて沢山お話ができて、こちらもとっても楽しく元気をいただきました。ありがとうございます」ってリップサービスをいただきながら、いい気分でエレベーターに乗り込む。
扉が閉まる最後の時まできちんとお見送りしていただきました。


いやぁ、自分へのご褒美ってこのことだな、って思う時間でした。

レッスンを受けてみて、デパートのBAさんと今回のメイクレッスンの違いを考えてみました。
・機械を使って客観的に自分の顔を判断できる

・半分はメンターさん、もう半分は自分でメイクするからスキルがアップする
資生堂の全ブランドの中から一番自分に合う商品を使ってもらえる
・なのに商品を買わなくてよい
・接客がめちゃくちゃ丁寧
・メンターさんのメイクスキルが高くてベテラン

ただ、高い!!
90分で16200円はなかなか高い買い物かなぁって思いました。
でも予約全然取れないのを考えるとそれだけ需要があるんだよね。
ザギンへ通うお金持ちの美意識高い人たちからしたら安い値段設定なのかな。
もし大阪でメイクレッスンを展開するとしたら、値段にシビアな大阪人には受け入れ難いかなと思った。
たぶん街の価値も含めて、このお値段なんやと思う。

 

(結論)
<SHISEIDO THE GINZA PRICE>