ジャニオタが勉強してみた

生粋のジャニヲタが、人生のお勉強をするブログ

「封神演義」太公望好きによる橋本祥平さんのファンミ感想

【注意】
封神演義」好きの太公望崇拝主義者が、橋本祥平さんのファンミーティングに参加した備忘録です。
橋本さんのファン目線ではないのでご注意ください。


人生初のファンミーティングなるものに参加してきました。
感想は…

『神は存在した』

私は漫画「封神演義」の太公望が死ぬほど好きです。
太公望の『部下の声に耳を傾け、民を憐れみ、仲間や民を守るためなら自己犠牲を厭わない』
そんな生き方をめちゃくちゃ尊敬していて、自分もそんな人になりたいと思って20年間生きてる。

その太公望を演じた橋本祥平さんが大阪でファンミーティングをするらしく。
その情報を見たとき『ここに行けば太公望に会えるのか?!』ってなったんだけど、すぐさま『いやいや、橋本さんのファンばかりの場所に、太公望ガチヲタの私が参加して座席を埋めたらファンの方々に申し訳ない』と思い直し、さすがに申し込みはしなかったの。

けど、イベント初日の夜、ツイッターを見たらチケットお譲りのツイートがちらほら流れてて
『空席になるくらいなら、私みたいな太公望オタクが行っても大丈夫かもしれない』
そう思って急遽チケットをお譲りいただくことになりました。

その時点で夜中の1時過ぎ(笑)


そこからはもうずっとキンチョーしすぎて全然眠れないし、ようやくうとうとしたまま朝になって、起きたら酷い顔だしw
イベントのことを考えたらご飯も喉を通らなくて、低血糖で倒れないためにブドウ糖と水だけ摂取してた(笑)
友達には「どうしよ、はきそう、つらい、くるしい、しんどい」ってLINEして、緊張でどうにかなりそうだった。
会場付近でチケットをお譲りしてもらい、中に入ったら色とりどりのスタンド花とバルーンが。
すごい、こんなの初めて見た。若手俳優沼ではファンの方がこういうのを贈る文化があるんだね。
エイトで、モモコ姉さんや関テレさんや業界人が入れてくれてるのしか見たことなかったよ(笑)

今回参加した目的は
『ツーショットを撮る時に、ご本人に対し、太公望を演じてくれた感謝を直接伝える』
なので、2ショ券を買わないといけない。
しかし、初心者なので買い方がわからない。
みんなが並んでいる物販に私も並んでみて、わけがわからないままスタッフの人に画面を見せて「これが欲しいんですけど」って伝えたら無事に売ってもらえました。
あと、お手紙もどうやって渡すか確認したら、入り口のボックスに入れるように、とのこと。
ツーショットの時に渡したら時間がかかるからだろうと推測。

会場の中に入ったら、緊張がどんどんピークになってきて、吐きそうだからトイレに行って、水を飲んで落ち着かせて、座席についたら舞台の前の方で人が集まってるの。
『なんだなんだ?』と思って近づいたら、橋本さんへの質問用紙が置いてて、そこに質問を書いてボックスに入れる仕組みらしい。
橋本さんのファンの方が1人でも多く読まれて欲しいし、私が聞きたいのは封神演義絡みの質問にしかならないから、書くのは遠慮しておく。

そうこうしているうちに16時半になってファンミ開催。
最初はファンからの質問に答えるトークコーナーが1時間あって、その後に2ショ会らしい。
後ろの扉から橋本君が登場して、壇上にあがって声を聴いた瞬間
『わぁぁぁ、太公望だぁぁぁぁ!!』
ってなった(笑)
※先日刀ステを見てた時も『太公望の声がする!』ってなって見たら橋本君でした。それぐらい封神演義に通った。

舞台上に登場した橋本さんを見ていたら、当然ビジュアルは橋本さんだけど、声が太公望だから質問コーナーで答えるたびに『これ、太公望が現世に存在したら、この声で"ディズニーランド楽しかった"とか言うわけでしょ?ミッキーの耳をつける太公望絶対かわいい!』とか『橋本くんはお酒が好きなのか。太公望と一緒だ…酔っ払った橋本くんをもし見れたら、それってめっちゃ太公望やん。わぁ、泥酔拳の使い手!』とか『太公望師叔の学生服って…それってどこの2次創作だよ(笑)普賢君と太公望で学校帰りにパピコ半分こしてチューチューするんだよ。そんなん見たら確実に死ねる』
とか散々頭の中で妄想してた(笑)
…歪んだオタク。

どんどん質問コーナーが進んでいくと、いきなり司会の方が「ふうしん?えんぎ?」とか言い出して、橋本さんが「封神演義ですね」って言って『きゃぁぁぁ、キタァァァァ!!!質問した人ありがとぉぉぉ!!!』ってなった。
(こんなに封神演義オタクだけど、決してあの質問は私ではない)
質問内容は「日替わりの演出について」だったので、以下の回答でした。
・吉原さんとの日替わりの絡みは開演5分前くらいに決まって、その方が盛り上がるものが思いつくらしい
・セクシーふくらはぎ攻撃のシーンは自由にできるし、演出家さんからも何も言われないらしい
あそこの楊戩と太公望の絡み、てか安里くんと橋本くんの絡みがすんごい好きだったから聞けて嬉しかった。
封神演義の裏話が聞けるとは思ってなかったから、行ってよかったよぉぉぉ。


1時間の質問会が終わった後は、サイン入り写真の抽選会が10分ほどあって、橋本さんはお着替えのため一旦退場。


18時頃からツーショット会が開始。
ポーズは、ピース、ハート、バラ、自由から選ぶらしい。
人生初2ショ会ですよ。
どうしよ。太公望とおんなじ顔の人と写真が撮れて、なおかつ握手まで出来るなんて。
20年以上紙面でしか見たことが無かった存在が、先日この世に具現化してくれたことすらも奇跡だと思ってるのに、触れることができるんだよ!
いやいや、ちょっと待って。触れるのは橋本さんだから。
今日は橋本さんに「太公望に命を吹き込んでくれてありがとう」って伝えるために来たんだから。
と、この時点で緊張のあまりパニックになって、橋本さんと握手しに来たのか、太公望と握手しに来たのか、自分の思考回路がわけわからない状態になってた。

18時になってツーショット会が始まると衝撃の光景が。
あ、あの…近すぎやしないですか?
だって触れてる!!
橋本さんがめっちゃ寄ってる!!
そのうえ、握手しながら笑顔を浮かべ至近距離でまっすぐ顔を覗き込んでるの。
こんなことしてくれるのは、ホストか橋本祥平君かだよ!!(笑)
まさしく
太公望師叔の天然テンプテーション」
※連載当時、太公望ファンの間で『妲己はテンプテーションの術を使うけど、太公望は天然テンプテーションだよね。みんな太公望のことを好きになるから』ってのが公然と語られてた。


これがファンミ&ツーショット会というものか!!
あんなイケメンに、あんな風に手を握られて、まっすぐ見つめられて微笑まれたら、堕ちない女はいないよ。
もう衝撃が凄すぎて、こんな会に私は参加していいのか。
参加したら死ぬんじゃないのか。
また混乱し始めて、とりあえず友達にLINEする(笑)

ぐだぐだ言ってても始まらないし、2ショ券ももう買っちゃったし、橋本さんに感謝を伝えたくて参加したわけだから逃げるわけにもいかないので、列に並んでみる。
並んでる間もどんどん緊張してきて、手先が冷たくなってくる。
…あぁ、死期が近い。

なんかもうわけがわからなくなってきて、自分が持っているチケットが果たして2ショ券なのかも段々と疑わしくなってきて、後ろの人に「この券で大丈夫なんですかね?」って尋ねてるうちに壇上へ登らされる。

頭の中で何度も何度も伝えたいことをリピートするけど、どんな言葉で伝えてもこの想いは伝わらない気がするし、混乱しているうちにどんどん死期は近づいてくるし、死にそうな顔をしながらカバンを置き、除菌スプレーをする。
とにかく今回の目的は、橋本さんに
太公望を演じてくれたことへの感謝を述べる」
これが最重要任務。
これを伝えるために人生初ファンミに来たんだ。
と、意識をしっかり持ち直す。

前の人が終わるや否や、橋本さんがこっちを見てめっちゃ笑顔で見てくるの。
その笑顔を見た瞬間、近づいていい存在なのか、一歩を踏み出すのが怖くて怖くて。
目の前にいるのは私の神である太公望をこの世に具現化してくれた神なんじゃないのか?
そんな神に近づいていいのか?
でも近づかないと後ろがつかえてるし…
あーもう!行くしかないんだよ!!
と思って近づきながら「太公望めっちゃ好きなんです!」って言って隣に座る。
何が起きてるかよくわからないままハートを作って、テンパってるから写真を撮られた記憶も全くない。
そのあと握手をしながら向き合ってお喋りタイム。

こ、ここで、言わなきゃ。
このタイミングで橋本さんに太公望を演じてくれた感謝を伝えなきゃ。
「20年間ずっと太公望の生き方に憧れていました。橋本くんが演じてくれて、太公望に命を吹き込んでくれて、ありがとうございました!」ってめっちゃ熱く伝えた。
そしたら『ありがとう』って言ってくれたから、また「太公望がめっちゃ好きなんです!」って言った気がする。何回言うねん!どんだけ好きなんだよ(笑)
その中には『演じてくれて本当にありがとう(TxT)』って気持ちもめっちゃ入れたつもりです。
伝えたいことは伝えられたから座席を立って離れようとした瞬間、信じられないことが…
なんと、
橋本さんが『ニョホホホホ』って笑ってくれたの!!
私が舞台で何度も聞いた、あの笑い声がマイクを通さず生で聞こえてくる。
何度も見たあの笑顔が、手を伸ばせば届く距離にある。
その瞬間、私の目の前に太公望が現れたんだよぉぉぉ!!๐·°(৹˃̵﹏˂̵৹)°·๐

そんなこと予期してなかったから、呆然としながらカバンを持って、ふらふらと舞台から降りた気がするけど、記憶がめっちゃ曖昧。

何が起きたのか理解できないままロビーに出て携帯を見たら、友達からラインがきてたので電話をして、今、起きたことを話してたら『みくらちゃんふわふわしてるよ。大丈夫?しっかりして』って言われて、だんだんと今起きたことが事実だったんだって認識してくる。
で、友達から『橋本君はみくらちゃんのためだけに笑ってくれたんだよ。太公望のその笑顔はみくらちゃんにだけ向けたものなんだよ』って言われた瞬間、20年間の想いが一気に溢れてその場で号泣してしまった。

太公望の『部下の声に耳を傾け、民を憐れみ、仲間や民を守るためなら自己犠牲を厭わない』という生き方は私の主軸になって、生きる指針になってくれてる。
だから普段から
<困っている誰かの力に私はなれているのか>
<周りから信頼して貰えるような人格なのか>
自問自答しながら生きてきた。

そして
<もっと仕事できれば楽になる人がいるのに>
って悔しくて苦しい思いもずっとつきまとってる。

それでも、私の中で太公望の生き方は主軸になってるから、絶対揺らがない信念として今まで頑張ってこれたんだよ。
そんな存在が20年の時を経て、自分に笑いかけてくれたなんて。
ありがちな言葉になってしまうけど…

~~生きててよかった~~

少し話は逸れますが、私は母が亡くなった10年前からずっと『別にいつ死んでもいいや』と思って生きてきたんよね。
でも生きてたから、紙面でしか見たことが無かった太公望に命が吹き込まれて、この世に生を受ける瞬間に立ち会えた。
太公望だって、あんなに辛い過去を抱えながら、運命に支配されながらも、必死に仲間のために戦って生きてる。
そう考えたら、ミュージカル千穐楽を見終わった後に<生きたい>っていう欲求が出てきたのです。
そして今日、改めて『あぁ、やっぱ、生きてたら楽しい事がたくさんあるんだな』って痛感した。

まぁ、そんな想いを全部ひっくるめて号泣してたら、見ず知らずのファンの方に「大丈夫ですか?」って声をかけられて心配されたし(笑)
ドン引くぐらい泣いてたわw

落ち着いてから友達とLINEして「思い出に残る3/3ひな祭りになった…って、ひな祭りってことは今日は桃の節句じゃない?!桃の節句に桃が大好きな太公望に会えるなんて、なにその奇跡!!」ってなってテンション上がった。
原作で太公望が桃を食べるシーンを見るたび、私は今日のことを思い出して幸せな気分に浸って、また頑張れる。

20年前から大好きな太公望にこの世で出会えて、桃の節句に橋本さんに会えた上、太公望から笑顔を貰えるなんて、あー、人生まだまだ捨てたもんじゃないな。
20年待ったんだから、あと20年は頑張れるよ。

……って、そしたら、定年退職だっつーの!!(笑)